生成AIの技術が進化するにつれて、AIでジュエリーのデザインをする機会も増えました。
弊社でも、自社で開発したAIデザインアプリの ENCODE Jewrly Planner を活用して、商品開発のスピードアップや、お客様とのコミュニケーションを円滑に役立てています。
AIと会話をするだけでジュエリーがデザインができるENCODE Jewelry Planner (AI) をリリースしました
今回は生成AIで制作したジュエリーのデザインを実際に製造する際のポイントについて書いていきます。
1.AIのデザインは不明瞭な点が多い。あくまでデッサン画として捉える
生成AIでオパールのリングデザインを作成してみました。
生成された画像を見ると、腕に敷き詰められたメレダイヤの爪部分が正確に描かれていないことがわかります。生成AIで制作された画像はあくまでデッサン画であり、最終的な製品イメージとは細部が異なることを理解する必要があります。
2. 三面図を書き出すことはできない。不足している角度はイメージで補う
生成AIの場合、一つの角度の画像しか生成することができません(2024年2月時点)。そのため、全体のフォルム感や雰囲気といった、画像からでは取得できない情報は、人間の想像力で補う必要があります。
生成AIのデザイン画から3Dモデルを制作する場合は、画像で確認できない箇所が捕捉できる文章、画像等を盛り込んだ仕様書を作成し、オペレーターさんへ提出するのがいいでしょう。
3. 製造可能な形状に調整する
実際に3Dモデルを制作する場合は、使用する素材や目的、製造方法を伝えた上で、正しく製造可能な形状に調整する必要があります。腕につけるメレダイヤのカラットや数量、リングの幅を伝えることで、正しく留められるように設計します。
3Dモデルを作成したのに、最終的に製造できない!といったトラブルを回避するため、できるだけ仕様書は細かく伝えることが大切になります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
生成AIを活用することでデザインのスピードは格段に上がり、お客様とのコミュニケーションも円滑になります。これらのポイントを押さえながら、生成AIを上手に活用してビジネスや創作活動を発展させましょう!
生成AIからの製造は弊社へご相談ください
ENCODEでは生成AIのアプリ開発から、3Dモデルの制作、3Dプリント、ジュエリーの製造・量産までを一貫して行う、ソフトとハードを横断できるジュエリー企業です。
生成AIに関するご相談や導入、製造までお気軽にご相談ください。
AIとジュエリー制作に長けたチームが創作活動をサポートいたします。