2023年にOPEN AIの共同創業者であるGreg BrockmanがTEDで新しいChatGPT Pluginのデモを公開しました。これの内容があまりに衝撃的でしたので、これからの生産現場の未来と重ね合わせてご紹介します。

 

ChatGPT Pluginとは?

簡単に言うと、普段使っているChatGPTをカスタマイズできるようになるよ!ということです。

例えばChatGPTでは会話ができるだけですが、旅行プラグインを入れると、会話をしながら宿を探したり、予約リストを作成することができるようになります。

 

オレ:「今度京都行くから京都の宿探してー!」

GPT : 「ここがいいよー!」

 

と言う感じです。

 

旅行関係や言語学習、商品検索など、公開されている公式プラグインが既に存在しますが、それ以外にも独自のプラグインを開発して使用することができるようになりますので、社内で開発したプラグインを組み込むことも可能になります。

 

 

食事の画像を生成して買い物リストを作成

TEDで公開されたライブデモでは、理想的なディナーの画像を生成させ、そこで表示されているディナーを作るために必要な食材をリスト化し、インスタカートでリストを表示していました。

 

 

AIに献立と、その献立の完成写真を作らせて、それに必要な食材を買い物リストとして作成する。

インスタカートに追加された食材を購入すれば、あとは調理するだけ。こうしたさまざまな工程を横断的に、ChatGPTだけで完結できてしまう衝撃の内容でした。

これをOEMの世界で応用するとどうなるでしょうか。

 

OEMの現場の課題、コミュニケーションの多さ

OEMの現場は常に忙しい。

クライアントからのオファーを受け、製造工程の確認、資材の在庫確認、納期の確認、デザイン提案、デザインの修正、納期調整などなど。

さまざまな確認事項が存在し、一つ一つ、事故が起こらないように丁寧にコミュニケーションをとりながら進行していきます。

ただし、これに関してはクライアントサイドも同じ課題を抱えており、一つの企画に対して、仕様書の作成、デザインイメージの作成、デザインに対する修正指示、納期調整など、確認しなければならない事項とコミュニケーションに追われます。

 

確認してご連絡します、が常識

生産現場では、生産元との裏どりや調整が必要となるケースが多いため、クライアントからのオファーに対して即座に返事をすることが難しいことが多くなります。

そのため、クライアントからの質問やオファーに対して、「確認して後日ご連絡します」と言わざるを得ないケースが増え、結果的にクライアントが数日、待機しなければならなくなってしまいます。

確認事項が多く、更には担当者のキャパシティも限られていることから、複数の案件を並行でこなしている場合には、さらに時間がかかることとなり、結果としてスピーディに案件を進行できなくなってしまいます。

 

デザインの修正指示とチェックが大変

デザインのチェックも大変です。

クライアント側からしても、上がってきたデザインに対してチェックを行い、それに対して一個一個修正仕様書を作成するのは大変な手間です。

さらに指示書を書いたにもかかわらず、数日後に上がってきた修正案はまるで希望と違うもの、といったこともザラにあるため、ストレスも溜まりますし、プロジェクトが前に進みません。

 

最強の生産アシスタント

 

この課題を解決するのがchatGPTとPluginではないかと考えます。

24時間365日、クライアントのそばに寄り添い、いつだって即レス、即反応するAIアシスタントが今後実装されるようになります。

「確認します」が撲滅され、その場で全てが解決。デザイナーへ指示を出したらその場でデザインを生成してくれる。修正も即レスで返ってくる。納期確認もその場でOK。

これがいつでもどこでも、営業時間外でも対応するAIアシスタントが登場します。

 

 

 

デザインから生産までを1つのUIで。

ENCODEでは、ChatGPTやGenerative AIを活用し、こうしたAI プロダクトマネージャーの開発を開始しました。

 

  • 企画概要に基づいてデザインを提案
  • 納期の確認と調整
  • 在庫確認
  • 超高速試作

 

クライアント様が求めるのは、最高のデザインが施された商品を、希望の予算内で、希望の納期で生産し、納品してもらうことであり、膨大でめんどくさいコミュニケーションは不要です。

弊社ではこうしたOEM業務をAIの力を仮て効率化することにより、より早くより簡潔にプロジェクトを推進できる世界を作り上げてまいります。

 

AIによるソフトウェア領域での効率化だけでなく、3Dプリンターを用いた超高速試作ネットワークを用いたハードの部分もワンストップで提供することで、OEMの世界を次の次元に押し上げてまいります。

 

 

AIにリングのデザインを描かせてみた結果 Stable Diffusion 使い方