ジュエリーやアクセサリーの製造を業者さんに依頼するとき、たくさんの専門用語があって、「何を言ってるんだろう・・・?」となること、ありますよね?
そんな時でも、これさえ覚えておけば大丈夫!というジュエリー・アクセサリー製造で使われる専門用語をまるっとご紹介します!
製造編
製造で使用される専門用語を見ていきましょう。
原型
ジュエリーやアクセサリーの形状の元になるもの。複製用の型を制作する際に使用します。3Dプリンターで制作する方法と、手で制作する方法があります。
ワックス原型
ワックスと呼ばれるロウで作られた原型のこと。ロストワックスと呼ばれる鋳造の工程で使用します。ワックス原型を用いてジュエリーやアクセサリーを制作します。
ワックス
蝋の素材。原型で使用されます。
鋳造 (キャスト)
石膏型に金属を流し込んで固める作業工程のこと。キャストとも呼びます。
ロストワックス
ワックス原型を用いて鋳造を行うこと。ワックス原型の周りに石膏型を流し込んで固め、温めます。ワックスが溶けて出来た空洞に、溶かした金属を流し込んで鋳造します。この一連の作業をロストワックスと呼びます。
湯口
ロストワックスを行う際に、ワックスが溶け出した空洞に金属を流し込むための通路のこと。湯口から金属を流し込みます。(アリの巣みたいな)
湯口処理
ロストワックス仕立てでは、流し込んだ金属の通路もくっついた状態で仕上がります。この通路(湯口)を切り取って、きれいにすること。
ゴム型
ワックス原型を量産するために使用するゴム製の型。ゴム型があると、たくさんのワックス樹脂を簡単に量産できます。
ラバーキャスト
円盤状のゴム型を使用して、遠心力で金属を流し込んで固める製造方法のこと。錫合金等でよく使用される。
バフがけ (バフ研磨)
研磨剤をつけてグラインダー等で表面を磨く工程のこと。ぐるぐると回転する柔らかな布に研磨剤をつけ、そこに擦り付けるような形でジュエリーの表面を磨いていきます。
蝋付
蝋を溶かして付けること。隙間を埋めたり、チェーンが外れなくなるようにするために使われます。金継ぎのような感じ。
石どめ (石留め)
天然石等の石をくっつけること。石留めには「爪留め」「覆輪どめ」「のりどめ」などがあります。
爪留め
石留めの一種。爪と呼ばれる細い線を折り曲げて石を固定します。
覆輪どめ
覆輪と呼ばれる枠の中に石を置いて、枠を狭めるようにすることで石を固定する方法。
のり留め
石をのり(接着剤)で固定する方法。
メッキ
金属の表面に電気で金属の膜を付けること。
表面仕上げ
ジュエリーの表面を磨くこと。
鏡面加工
表面加工の一種。表面に顔が写り込むくらいに光沢ある状態に仕上げます。
サンドブラスト加工 (梨地加工)
表面加工の一種。表面に細かな砂のような仕上げを施して、マットな感じにします。
ヘアライン加工
表面に細い髪の毛のような加工を施す方法。
刻印
リングやペンダントなどに文字やロゴを入れること。
レーザー刻印
レーザー加工機を使用してリングやペンダントに文字やロゴを入れること。
バレル研磨
研磨石などを入れた樽にリングなどを入れて、ぐるぐると回転させ、研磨石とリングを擦り合わせて研磨する方法。
ヘリ
ジュエリーを研磨する過程で擦り減った金属の総量。
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